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​何もしない日

生きる上で本当に大事なもの。
「自然に寄り添う生活」のなかに、きっと答えはあります。

2023年5月、二人の女の子がここにやってきました。

一人は化学物質過敏症。

もう一人は「人混みが怖い」。

そんな彼女たちは普段、フリースクールに通っています。


化学物質過敏症は、添加物、化学肥料、農薬、香料、電磁波など過敏に反応してしまう症状です。
いまや都会にあふれているものばかりで、彼女にはとても生活できる環境ではありません。
群馬で農業をしている時、化学物質過敏症の方に野菜を送っていたことがありました。
その方から直接お手紙をもらったことがあるのですが、その方は突如として症状が現れたとおっしゃっていました。
ほとんどの方は化学物質に鈍感であるがために、たまたま気にせず生活できているだけなのです。
「現代社会に生きる人なら誰でも、いつ症状が現れてもおかしくない」とその手紙を読んで感じたのを思い出しました。

幼少時からの化学物質過敏症は、本当につらいはずです。


「人混みが怖い」というのも、とても生きづらいでしょう。
あまりにも重すぎるハンディです。
人混みを避けて生きるのがどれほど大変なことか、想像もつきません。


五島に来ることで少しでも日頃のリスクが軽くなればという想いで、そんな女の子たちをお迎えしました。

海が好きだという二人が着いたその日、少し雨模様でしたが、近くの六方ビーチに連れて行きました。

誰もいないビーチに、どちらも大はしゃぎ。
見ているこちらがうれしくなりました。

まだ5月というのに、海に入ってビショビショ!

こういう経験こそがいい思い出になるのかなと思いました

(お母さんが見ていたら、「海に入っちゃダメ!」って言われたかもしれませんね)。

2日目は五島観光。

水之浦教会、高浜海水浴場、荒川温泉、大瀬崎灯台に行ってきました。

水之浦教会

 

 

大瀬崎灯台


高浜海水浴場でも、二人はビショビショになりました。
タイニーハウスねこたまを下った先のビーチは、二人の楽しみの一つでもありました。

そこにはブランコがあるからです。

3日目は畑のある奥に木場に行きました。

防空壕探検!

奥の木場に行く途中、戦時中に使われていた防空壕がそのまま残っています。

川でも遊んだけど、かなり水が冷たかった!


タイニーハウスでは薪風呂の火起こし体験もしました


二人は裏山に生えていたタケノコを採ってきたので、パスタの材料にしました。


こんな遊びも!


五島滞在は、二人にとっていい思い出になったかな?

私たちにとっても、とてもいい経験になりました。

女の子たちを見ていると、ふと「普段の生活では、はじける場所があまりないのかな?」と思いました。

海で遊んでいるときの二人は、肉体的にも精神的にも100パーセント開放されていました。
子供は自分の持てる力を全力で遊んでこそ、成長できるのではないかと思っています。

スマホ、ゲーム、ユーチューブなどにはまる子供はたくさんいます。

それはあくまでもバーチャルな世界です。

バーチャルな世界では、真の成長は望めません。

身体を動かして体験してこそ、人間的成長が築かれていくのではないでしょうか


ねこたまの環境では、自然を100パーセント体感することができます。

生きる上で本当に大事なものは何か?

「自然に寄り添う生活」を大事にする私たちだからこそ、それを子供たちに伝えることができると思います。


現代社会は数えきれないほどの過ちを犯しています。

フリースクールに通う子供たちは、ある意味その犠牲者かもしれない私は思っています。
悩みを抱える子供たちが、五島の自然に抱かれることで少しでも癒されることを願います。

これからそういうお手伝いができれば、うれしい限りです。

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