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菌ちゃんファーム式畝づくり


この農法を知ったときは目から鱗でした。


昨今肥料の高騰が農業生産者を追い詰めていますが、この農法を実践すればこの問題は一気に解決します。

それだけではありません。

この農法を実践すれば無肥料で元気で栄養価の高い作物が生産できるのです。

まさに画期的な農法です。


この農法は菌ちゃん(糸状菌)を土の中に繁殖させ、団粒構造の土壌をつくっていきます。

糸状菌は窒素固定菌と手をつなぎ、作物に肥料を供給する構造になっていきます。

肥料を入れることなく作物は元気に育っていきます。


あと嬉しいことに、一度この畝を作れば、5年はそのままで大丈夫ということなのです。

農作業の軽減はうれしい限りです。


より知りたい方は「菌ちゃんファーム」で動画検索してみてください。

(柴崎コウがこの農法で、北海道の畑で実践している動画もありますよ!)


奥の木場の畑で実践しました。

山口さんにも手伝ってもらいました。


まず管理機で溝を掘りました。



この農法のびっくりするところは、畝に朽ちた木を入れるのです。

木が菌ちゃん(糸状菌)のエサになるのです。

糸状菌とはキノコ菌と同じです。キノコは朽ちた木に繁殖します。それが畝の中で同じことが起こります。菌ちゃんは木をエサにしながらゆっくりゆっくり繁殖していきます。



木を入れ終わりました。



木が足らなくなったので、まわりの山から朽ちた木を集めてきました。

山はまさに宝の山です!


土を被せせた後に、刈っておいた畑の周りの草を載せていきます。

これも菌ちゃんのエサになります。

まわりにあるもので作物が生産されるって、本当にすばらしいですよね!



その上に土を被せていきます。

この状態で雨を待ちます。

土の中に十分な水分を入れます。





雨が降った後、ビニールマルチを被せます。

菌ちゃんはある程度の水分は必要ですけど、ド土がドロになるくらいの大雨では生きていくことができません。そのためにマルチで菌ちゃんたちを守ります。



マルチの上に土を乗せていきます。

乗せた土の下は土の重みにより「毛細管現象」で、いつまでも湿り気が維持されます。



ビニールに適度に穴をあけていきます。

空気穴により、ビニール中は高温になることなく菌ちゃんたちの最適な環境がつくられます。



これで完成です。

あとは菌ちゃんが繁殖してくれるのを待つだけです。


菌ちゃんありがとね!

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