仕事とは「お金を稼ぐ行為のこと」と答える人がほとんどでしょう。
私たち 現代人は、金を稼がなければ今の社会では生きていけません。
現代人の共通認識が経済活動がベースにあることに、間違いないありません。
何をするにしてもお金がなければ何もできないのが事実です。日常の生活もできませんし、好きなことをすることもできません。おいしいものも食べることもできません。家や車を持つこともできません。旅行にも行けません。何をするにしても金が必ず必要になってきます。
お金があれば選択しは格段に広がります。
お金をたくさん稼ぐ人は社会から認められます。反対にお金を稼がない人は価値がない ように見られます。それが現代社会の実情のように私は感じております。
稼ぎの少ない私たちは、現代社会から見ればあまり価値のない存在なのかもしれません。
私の職業は「農業」です。しかし農業ほどお金を稼ぐのに難しい仕事はありません。
農業の現状については後日書くことにします。
私たち生活は自給自足をベースにおいております。
都会で暮らす人たちより生活に必要なものを自分でつくり出すわけですから、お金がかからないのは事実です。しかし自給自足の生活はお金にならない仕事ばかりです。
自給用のお米や野菜、豆類の栽培、味噌などの加工品づくり、山の草刈りなど手入れ、 薪づくり、大工仕事など、やることが山のようにあります。
お金にならないけどもとても忙しい毎日で、自分一人ではすべてをやりきれないのが現状です。
お金にならないものは仕事ではないと言われればそれまでですが、私としましてはこれも生活を支える立派な仕事だと思っております。
どうも私の生きていく価値観が、お金を稼ぐことだけに縛られていないようです。
お金を稼ぐ以上の価値を、自給自足の中に感じているのかもわかりません。
こんな考えだから私はお金を稼ぐのが下手くそなのでしょう。
こんなことを書いていても、お金がないと何もできないない現実の歯がゆさ、葛藤をいつも感じております。
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