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お米の収穫を終えると共にこの5年間を想う

今日は干していたお米の脱穀をしました。

私が店をやっている間農園長勝が稲刈りはやってくれたので(一日は大学生が手伝ってくれて助かったのです。)脱穀は手伝いました。

籾をまき苗を育て、田植えをし、草取りに田んぼを歩き、稲刈り、脱穀、籾摺り、精米。という行程を経て私たちは無事にお米を食べるこちができるのです。当たり前のことですがやってみるとなかなかの道のりです。

今年は五島に移住して初めてまともなお米を育てることができたと思います。

また、今年に入って畑の土がぐんと変化して野菜も採れるようになってきました。

私たちが移住した時は結構すぐに前と同じように作物が作れてもっと早くに自給自足の生活に近づけると思っていました。来たときはイノシシもいなかったし。

それが、群馬から海を飛び越えて五島列島での理想の暮らしはなかなか近づきませんでした。

でも、来たばかりのころから無理くり田んぼや草ぼうぼうの荒れ地を借りて、そのころは鍬とスキとスコップで畝を作りなんかほんとうにブサイクに畑仕事していました。

でも、ここで止めてしまったらもう立ち上がれなくなり様な気がして本当にがむしゃら感満載で。

だからうまくも行きませんし、なんだかくらーい気持ちにもなりましたし、いったい私たちはどうなるんだ?大丈夫か?なんて思わずにはいられませんでした。(私はですよ。農園長の勝の気持ちはわかりません。恥)

ただ、かといってやめる気はなくて私も勝もただただ続けてきました。

6年目の春から急に畑が変わったなと感じました。歩いた感じが違う土が柔らかくなっているなと。

そうするとできる作物もぐんと変わってきました。

田んぼも質的にはまだまだですが収量は確実に増えました。

脱穀しているときお米が袋にたまっていくのを見て何とも言えず感動しました。

物事は何でも目に見えて明日急に変化するってのはなくて一日一日少しずつ目に見えない変化を繰り返しある時目に見える変化を感じることができるんだなって思いました。

一日の小さな変化ってなかなか感じれなくてなんだかやっていることが無意味なんじゃないかって思うひもあったのですよね。

それと、転換することも大切なことだと。

目指すところは変わってないのだけどやり方を変える勇気も大切です。

やっと農的生活の第一歩が踏み出せている気分です。

私たち中学生と高校生の子供がいて生産農家としては世間様から見たらおいおい大丈夫か?って思われるでしょうが。こういう畑の田んぼの生活の向き合い方を大切に育て、学び、お客様と共有できたらと切に願っております。

今後ともねこたまショップ&カフェ、ぷらっと農園をどうぞよろしくお願いいたします。

と、やっと言える日が来た!


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