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農業に思うこと 4  鳥獣被害


収穫間近の農産物が被害にあうとホンマ腹立ちます。

イノシシ、カラス、ヒヨドリ、モグラ、ハクビシンなど様々な動物、鳥たちが農産物を狙って います。


移住前の群馬でもイノシシ、カラスの害はかなりありました。電気柵をしないとカボチャや スイカはおいしくなり始めた頃にやられます。

あいつらはおいしい時期がわかっているのですね。


五島に移住してきてからうれしいことがありました。苦しめられていたイノシシがいなかったのです。イノシシの害から解放されたと思うと安堵の気持ちが広がりました。

しかしそれも束の間、福江島でもイノシシが増え始めてきました。

なぜかというと、隣の久賀島から泳いで福江島に渡ってきたのです。

久賀島と福江島は5キロくらい離れています。それを泳いでくるのですからびっくりです。

(泳いでいる姿を見た漁師さんもいます)


今から5,6年前から急激に増え始めました。久賀島から近い奥浦地区はイノシシの天国になってしまいました。

奥の木場の畑で栽培していた収穫間近のサツマイモが、あっという間に掘り起こされて 全滅したという苦い経験もありました。

4年ほど前に五島市から支給された鉄柵を畑に設置したので、今はイノシシからの被害はほとんどありません。

人間が檻の中で作業しています(笑)


今一番頭を悩ませているのがカラスです。こいつらは容赦ないです。

何でも食べます。

夏野菜のトマト、キュウリ、トウモロコシ、スイカ、枝豆など何でも食べます。

苗を育てている時も、換気で覆っているビニールを開けているちょっとしたスキに突かれてしまうこともよくあります。

群馬の時は経験なかったのですが、五島のカラスはダイコン、カブも突きます。本当に腹が立ちます。

カラス除けとして釣り糸を張るのですが、全部を防ぎきることはできません。

あいつらも利口なので、スキを見ては狙ってきます。

人間とカラスの知恵比べは続きます。


私のいる地区ではそれほど被害はありませんが、鹿や猿はもっと厄介だと聞きます。


農業をしていると鳥獣被害がない年はありません。

農業をやっていると鳥獣との共存は難しいですね。







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